一人暮らしの防犯

性被害の4割は住まいで起きている。一人暮らしの女性が部屋選びと帰宅時にできること

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Door chain
Photo: Santeri Viinamäki / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究と公的統計をAIが調べて整理しました(防犯グッズ・商品の紹介はしていません。出典は末尾)。

家は安全な場所であってほしいものです。しかし東京の2025年の統計では、不同意性交等632件のうち、中高層住宅が27.5%、その他の住宅を合わせると約4割が住まいで起きていました。オートロックや高層階でも、施錠と帰宅時の習慣が欠かせません。

3行でわかる

  1. 東京では2025年、不同意性交等632件のうち、中高層住宅が27.5%、その他の住宅11.6%、一戸建て3.6%と、約4割が住宅で起きていた。
  2. 警視庁は、オートロックのマンションや高層階でも玄関と窓を必ず施錠し、鍵を開ける前に周囲を見回すよう呼びかけている。
  3. 研究では、敷地への出入りのしにくさ(アクセス制御)が、昼と夜の空き巣のどちらにも関係していた。

01犯罪者側から見ると何が起きているか

犯罪をする側は、後をつけて玄関を開けた瞬間に押し入る、鍵のかかっていない窓から入る、といった機会を狙います。

警視庁は、後ろから押し入られるのを防ぐため、玄関の鍵を開ける前に周りを見回すよう勧めています。エレベーターでは、各階のボタンや非常ベルをすぐに押せる場所に立つことも勧めています。

研究では、女性が犯罪全般に強い不安を感じる背景に、性被害への恐れがあることが示されています。不安を減らすためにも、具体的にできる備えを知っておくことが役立ちます。

02研究と統計でわかっていること

住まいでの性被害は少なくなく、オートロックなど建物の設備だけでは防ぎきれません。

約4割東京の不同意性交等のうち住宅で起きた割合(2025年)
4,177件全国の不同意性交等の認知件数(2025年)
22.0%東京の侵入強盗のうち中高層住宅の割合(2025年)

警視庁(2025年)[1]

東京の不同意性交等632件の発生場所は、ホテル等31.6%、中高層住宅27.5%、その他の住宅11.6%、一戸建て住宅3.6%だった。侵入強盗50件のうち住宅が36.0%、中高層住宅が22.0%。オートロックや高層階でも玄関ドアや窓を必ず施錠すること、カメラ付きドアホンやドアガードの活用を勧めている。

対象: 東京で警察が認知した事件 / 限界: 東京のみの統計。

警察庁(2025年)[2]

全国の不同意性交等の認知件数は、2023年2,711件、2024年3,936件、2025年4,177件と増えた。2023年の刑法改正も増加の背景にあるとされる。

対象: 全国の認知件数 / 限界: 発生場所の全国の内訳は示されていない。

Montoyaら(2016)[3]

オランダの住宅851軒(半数が空き巣の被害あり)を観察した。昼の空き巣には「なわばり感(手入れや区切り)」と「出入りのしにくさ」が、夜の空き巣には「出入りのしにくさ」と「侵入しにくさ(錠や窓の強さ)」が関係していた。

対象: オランダの1つの市の住宅 / 限界: 空き巣の研究で、性犯罪を直接扱ったものではない。

03お金をかけずに今日からできること

部屋選びで出入りのしにくさを確かめ、帰宅時の習慣で隙をなくします。

1

部屋を選ぶときに見る

建物の入口の見通し、共用部の明るさ、窓の外に足場がないか、カメラ付きドアホンがあるかを確かめます。

所要 内見時に10分

2

玄関を開ける前に振り返る

鍵を開ける前に周りを見回し、誰かがいたら一度通り過ぎます。

所要 5秒

3

家にいるときも施錠する

在宅中も玄関と窓に鍵をかけ、来客にはドアガードをかけたまま対応します。

所要 習慣

04習慣にするコツ

帰宅の流れを毎日同じ手順にすることです。「振り返る・入る・すぐ施錠」を体に覚えさせると、疲れた日でも隙ができにくくなります。

05よくある質問

オートロックのマンションなら安全ですか

オートロックだけでは防げません。警視庁は、オートロックや高層階でも玄関と窓を必ず施錠するよう呼びかけています。

住まいでの性被害はどれくらいありますか

東京では2025年、不同意性交等の約4割が住宅で起きていました。

帰宅時に気をつけることは

玄関の鍵を開ける前に周りを見回し、入ったらすぐに施錠することです。

出典

  1. 警視庁. 「令和7年版 東京の犯罪」. https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/jokyo/hanzai.files/tokyo.pdf
  2. 警察庁. 「令和7年の犯罪情勢」(2026年2月). https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r7_hanzaijyosei_kakuteichi.pdf
  3. Montoya, L., Junger, M., & Ongena, Y. (2016). The Relation Between Residential Property and Its Surroundings and Day- and Night-Time Residential Burglary. Environment and Behavior, 48(4), 515-549. https://doi.org/10.1177/0013916514551047