子どもの安全

SNSで知り合った相手から被害にあう子どもは年1,566人。親が知っておきたい「最初の接点」

約3分で読めます

Este es el HP Elite X3, el teléfono más potente con Windows 10 y el sucesor del convertible HP Elite X2.
Photo: Languaeditor / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究と公的統計をAIが調べて整理しました(防犯グッズ・商品の紹介はしていません。出典は末尾)。

SNSで知り合った相手と会い、性被害などにあう子どもが後を絶ちません。2025年、SNSに起因する事件の被害児童は1,566人。半数近くが中学生でした。多くは子ども自身の何気ない投稿が、相手との最初の接点になっています。

3行でわかる

  1. 2025年、SNSに起因する事件の被害児童は1,566人(前年比+80人)。中学生が758人(48.4%)、高校生579人、小学生167人だった。
  2. 最初に投稿したのが子ども側だったケースが74.2%。投稿内容は「プロフィールのみ」「日常生活」「趣味」なども多かった。
  3. 海外のメタ分析では、子どもの約9人に1人がネットで望まない性的な誘いを受けていた。

01犯罪者側から見ると何が起きているか

子どもを狙う大人は、SNSの投稿から近づき、やり取りを重ねて信頼を得ようとします。最初の接点は、ごく普通の投稿です。

警察庁の統計では、被害につながった最初の投稿のうち、子どもが投稿したものが74.2%でした。その内容は「プロフィールのみ」18.1%、「日常生活」14.9%、「趣味・嗜好」11.3%、「友達募集」11.1%など、ふだんの投稿が多くを占めています。

相手は共通の趣味などで話しかけ、親しくなってから会おうと誘います。子どもは「優しい人」と感じているため、危険に気づきにくくなります。

02研究と統計でわかっていること

SNSで知り合った相手からの被害は年1,500人を超え、小学生の被害も増えています。

1,566人SNSに起因する事件の被害児童(2025年)
48.4%被害児童のうち中学生の割合(2025年)
11.5%ネットで望まない性的な誘いを受けた子どもの割合(メタ分析)

警察庁(2025年)[1]

SNSで面識のない相手と知り合い、被害にあった子どもは1,566人(前年比+5.4%)。中学生758人、高校生579人、小学生167人(前年比+22.8%)。スマートフォンを使っていた子どもが1,529人。利用状況がわかった771人のうち、フィルタリングを利用していたのは83人だった。

対象: 警察が把握した事件の被害児童 / 限界: 届け出られていない被害は含まれない。

Madiganら(2018a)[2]

子どものネット被害の研究をまとめたメタ分析。望まない性的な誘いを受けた子どもは平均11.5%、望まない性的な画像などを見せられた子どもは20.3%だった。

対象: 9つの調査、1万8,272人 / 限界: 主に海外の調査。

Madiganら(2018b)[3]

18歳未満の11万人あまりを対象とした39の研究のメタ分析。性的な画像を送ったことがある子どもは14.8%、受け取ったことがある子どもは27.4%。自分の画像を同意なく転送された子どもは8.4%だった。

対象: 39の研究、11万380人 / 限界: 主に海外の調査。

03お金をかけずに今日からできること

禁止より、子どもが困ったときに話せる関係と、基本の設定を整えます。

1

フィルタリングを設定する

子どものスマホにフィルタリングを設定します。被害児童の多くは利用していませんでした。

所要 15分

2

「会おう」は相談のサインと決める

ネットで知り合った人に会おうと誘われたら、必ず親に話す約束をします。

所要 5分

3

叱らないと先に伝える

「困ったことがあっても怒らないから話して」と、ふだんから伝えておきます。

所要 1分

04習慣にするコツ

SNSの話題を家庭の日常会話にすることです。何を使い、誰とやり取りしているかを、責めずに聞ける関係が備えになります。

05よくある質問

SNSで被害にあう子どもはどれくらいいますか

警察庁によると、2025年はSNSで知り合った相手から被害にあった子どもが1,566人で、中学生が約半数でした。

被害のきっかけは何ですか

74.2%は子ども自身の投稿がきっかけで、プロフィールや日常生活、趣味などのふだんの投稿も多く含まれています。

親は何をすればいいですか

フィルタリングの設定と、困ったときに叱らずに話を聞く関係づくりが大切です。

出典

  1. 警察庁生活安全局. 「令和7年における少年非行及び子供の性被害の状況」(2026年2月). https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/pdf_r7_syonenhikoujyokyo.pdf
  2. Madigan, S., Villani, V., Azzopardi, C., et al. (2018). The Prevalence of Unwanted Online Sexual Exposure and Solicitation Among Youth: A Meta-Analysis. Journal of Adolescent Health, 63(2), 133-141. https://doi.org/10.1016/j.jadohealth.2018.03.012
  3. Madigan, S., Ly, A., Rash, C. L., Van Ouytsel, J., & Temple, J. R. (2018). Prevalence of Multiple Forms of Sexting Behavior Among Youth: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA Pediatrics, 172(4), 327-335. https://doi.org/10.1001/jamapediatrics.2017.5314